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異所性蒙古斑 2回目の手術①

      2015/06/18

来てくださってありがとうございます。

このブログは生まれつき右腕に異所性蒙古斑があった娘をもつ母親が、完治までの経過を書き綴ったものです。

同じような悩みを持つ方が、この治療記録を見て少しでも参考になりましたら幸いです。

R病院2回目手術決定

娘のあざを診てもらい、またレーザー治療の必要があるとのことで、日程を決めました。

足首の方は、もうレーザー治療はしないことになり、しばらく保湿をして様子を見ていくことになりました。

次の手術では、とくに青いところだけをやるのでショット数は少なくなると言われました。

診察の度、先生が娘の腕の写真を撮ってくれて、それをカルテに貼っているのですが、カルテをぺらっとめくったとき、一番最初に撮った写真が見えて、あまりのあざの濃さに驚きました。

あざのレーザー治療、本当にありがたいなと思いました。

 

2回目手術前検査

前回の検査を思い出し、流れもわかっていたので、私自身がリラックスして行くことができました。

私の気持ちが娘にも伝わったのか、そこまで大泣きをすることもなく、採血、レントゲンを終えました。

心電図では前回のとき、大泣きの大暴れで迷惑をかけてしまったので、今回は娘の大好きなピンクのタオルをずっと持たせてにおいをかがせていました。

娘はタオルのにおいをかいだり、唇にタオルのケバケバをツンツンするのがたまらなく好きなようで、入眠時は必ずにおいクンクン、唇ツンツンをしています。

タオルのおかげか落ち着いて心電図の検査を受けることができました。

 

2回目手術 1日目

1回目のときの手術では、主人も仕事を休み一緒に付き添ってくれたのですが、今回はどうしても都合がつかず、私と娘だけで手術を乗り切ることになりました。

前回の反省をもとに準備品リストを作り、さらに持ち物が増えました。

娘をエルゴで抱っこし大荷物もあるのに大丈夫かと心配しましたが、そんなときはムキムキと力が湧いて、なんとかなるものなんですね。

手術前は風邪をひかせないようにと言われていたこともあり、1回目の手術のときから風邪に対してすごく敏感になってしまいました。

少し潔癖気味だったかもしれません。

今回も個室だったのですが、病室に入ると娘をエルゴから降ろさず、まずは簡単に掃除と除菌をはじめました。

一番気にしたのはベッドの柵です。

娘はどこでもペロペロ舐めてしまうので、いろんな病気の子が触ったであろうベッドの柵がとても気になり、ひととおり拭き掃除をしてからベッドに降ろしました。

ベッドの柵には、娘が退屈しないようにと、キッチンタオルの芯に絵を描いたものを取り付けてみました。

少しはあそんでくれたので良かったです。

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昼過ぎに麻酔科の先生より、麻酔法、麻酔の目的、麻酔の危険性と合併症についての説明があり同意書にサインをしました。

前回は説明を食い入るように聞いていても不安な気持ちが邪魔をしてなかなか内容が頭に入ってきませんでしたが、今回はリラックスして聞くことができました。

病院内や病室は冬にもかかわらず、適温で過ごしやすかったのですが、けっこう乾燥していて娘は夕方あたりから咳ばらいのようなものをするようになってしまいました。

加湿器はなかったので、多めに持参したタオルを濡らして、ベッドの柵に何枚か掛けていました。

夜中にタオルを触るとパリパリに乾いていたので、慌ててまた濡らしました。

私はマスク2枚重ねで乾燥を予防していました。

1日目の夜は、病室をキョロキョロ見回して不安そうな顔になったり泣いたりで、娘も私もあまり眠れずに2日目の朝を迎えました。

 

2回目手術 2日目(手術当日)

娘も私も寝不足の状態で、手術の日を迎えました。

午前7:45に酔ったような状態になる座薬を入れると、前回のときよりも足元がフラフラになりポーっと一点を見つめたりして座ったような目をしていました。

手術室まで抱っこをして行くと、何かを感じ取ったのか急にしがみついてきました。

看護師さんに引き剥がされると、必死な顔で泣きながら、私の方に両腕を伸ばし抱っこを求めてきました。

その状態で手術室の奥へと連れていかれる娘。涙をこらえて見送り手術室を後にしました。

病室に戻り、手術がおわるまでの1時間1人で待っていたのですが、何も手につかず何も考えられず、ただただ下を向いて手術が無事に終了することを祈っていました。

看護師さんの「手術が終わったので一緒に迎えにいきましょう」という言葉で目の前の視界が広がったような気がしました。

手術室へ近づくにつれて娘の泣き声が聞こえてきて、しだいに大きくなっていきました。

娘と対面した時に、点滴をしていなかったので「今回は点滴はないのですか」と聞いてみると娘が暴れて点滴をとってしまったと聞かされました。

点滴は十分に入っていたようで「もう点滴はしなくて大丈夫ですよ」と言われ安心しました。

病室に戻ってからも、喉の奥から絞り出すような大きな声で泣いてのけぞる娘を抱っこしていました。

大きな口を開けて泣くので唇が切れて血が出てきてかわいそうでした。

1時間半くらいして、痛み止めの座薬をお願いしようかと考えていたら、泣き疲れたのか、寝不足だったからかストンと寝てくれました。

夕方に目を覚ますと、機嫌は良かったのですが、まだ腰に力が入らないようで、立っていてもすぐに座ってしまっていました。

食欲はあったのですが、声を出すと少しかすれ声でタンもからんでいるようでした。

夜、泣いて嫌がる娘に無理やり吸入し寝かしつけると、すぐに寝てくれました。

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 - 子どものあざ