初めてのあざの手術を終えて➁
2015/06/18
来てくださってありがとうございます。
このブログは生まれつき右腕に異所性蒙古斑があった娘をもつ母親が、完治までの経過を書き綴ったものです。
同じような悩みを持つ方が、この治療記録を見て少しでも参考になりましたら幸いです。
発熱
風邪をひいてしまったようで、熱が38.3度出ました。
生まれてからはじめての熱だったので、とても心配しました。
近所の小児科へ連れていくと、ウイルス性の風邪と言われ、粉薬を処方されました。
出された薬を飲ませると、味が嫌なのか、熱のせいなのか、吐いてしまい、そのうち水分も吐き気で取れなくなり、夜には39度になり、オムツはカラカラでぐったりしてしまいました。
これは手術をしたから熱がでてしまったのではないか、変な病気になってしまったのでは…と悪いことばかり考えてパニックになりそうでした。
タクシーで夜間救急に行き、座薬とシロップの薬をもらうと私も少し落ち着くことができました。
翌日、再び近所の小児科に行き、粉の薬を飲ませると吐いてしまったと伝えると、シロップの薬を出してくれました。
でも、抗生剤だけは粉だと言われ、家に帰ってから何を混ぜたら飲んでくれるか、いろいろと試してみたら、ユナシンという粉薬のコーラっぽい味はキューピーのビンに入っているニンジンポテトに混ぜると味がごまかせて飲みやすいことに気づきました。
さっそく、薬入りのニンジンポテトをあげてみると、ペロリと平らげてくれました。
熱のため、手術後、2回お風呂に入った後は、3日間、ガーゼと包帯を変えるだけとなりました。
手術から8日目に包帯を取ると、半分近く皮がむけてガーゼにへばりついていました。
右足も少しレーザーを当てたのですが、そちらは小さな水ぶくれのみで皮がむけて赤みも引いてくると、青い色はまったくなく、むしろ白いくらいでした。
病院
先生に診てもらうと経過は良好なので、今日から包帯とガーゼはしなくていいと言われました。
ただ、日焼けだけは気をつけてくださいとのことでした。
腕にはまだ、茶色くなった皮が残っていたので、先生がピンセットでズルズルとはがしてくれました。
見た目より痛くないらしく、娘はおとなしくしていました。
腕のあざその後
先生はガーゼと包帯をしなくて良いと言ってくれたのですが、娘も活発に動いたり転んだりするので、ガーゼだけはつけていました。
皮が全部むけた後の腕はしばらく赤みが残っていましたが、次第にピンク色になり、青い色がうっすらと見えるようになってきました。
あれだけ濃いあざだったので、やはり一度では完全に消えるものではないのだと思い知らされました。
9か月健診
娘が体調を崩すことに臆病になっていました。
ふつう、9カ月健診などは、かかりつけの小児科で受ける人がほとんどだと思うのですが、待合室で病気をもらうのはいやだったので、リスクの少なそうなウィメンズクリニックで9カ月健診をしてもらいました。
ここは私が妊娠8カ月まで通っていたので、先生と看護師さんにも娘を見せたいという気持ちもありました。
先生も娘が無事に生まれて育っていることを喜んでくれました。
先生はあざのことを何か言ってくるかなと気にしていたのですが、診てもらっているときは何も言いませんでした。
帰り際に「ちょっと、腕にあざがあるね。でもうすいじゃない」と言ってきました。
私が「実は生まれたときはもっと濃い色ですでに一度レーザー手術をしているんです」と言うと、驚いているようでした。
「治るからあまり気にしないで頑張ってね」と励ましてくれました。
今回はウィメンズクリニックの先生でしたが、やはり娘のあざを知らない人にはじめて見せるときは勇気がいりました。