異所性蒙古斑 1回目の手術①
2015/06/18
来てくださってありがとうございます。
このブログは生まれつき右腕に異所性蒙古斑があった娘をもつ母親が、完治までの経過を書き綴ったものです。
同じような悩みを持つ方が、この治療記録を見て少しでも参考になりましたら幸いです。
1回目手術前検査
検査の日、何をされるのかもわからず、病院に着いてからもニコニコしている娘と、不安で心臓をバクバクいわせている私。
採血のためにまずは小児科に行きました。その時が私の緊張もマックスだったと思います。
「お母さんはここでおまちくださいね」と看護師さんが娘を抱き上げ、診察室に入っていきました。
しばらくして「ウギャー」「ギャー」とものすごい娘の泣き声がこちらまで聞こえてました。
今まで感じたことのないこみ上げる胸の痛みを感じて、空っぽになったエルゴを抱きしめながら、必死に涙をこらえました。
採血等を終えて、看護師さんに抱っこされて出てきた娘の手の甲には包帯が巻かれていて痛々しく、泣きすぎて「ヒックヒック」と言っていました。
ほんの数分離れただけなのに、娘が愛おしくてたまらない気持ちになりました。
胸部レントゲンでは、レントゲン室で服を脱がせ、オムツだけにすると私は退室するように言われ、部屋の外で待っていました。
中でどのようにレントゲンを撮っていたのかわかりませんでしたが、こちらは2分ぐらいで終わりました。
最後は心電図の検査でした。
娘は体中にペタペタと線を貼り付けられると、みるみる不安な顔になり「ギャー、ギャー」と泣き、暴れていました。
たぶん、心電図の検査って穏やかな気持ちで落ち着いてやるものだと思うのですが、娘が大暴れするので先生も困って、ぬいぐるみを持たせてくれたり、あやしたりしてくれたりして、申し訳なかったです。
無事に検査を終えて家に帰ると、2人でパタッと夕方まで寝てしまいました。
娘も疲れたと思いますが、私の疲労感といったら半端なかったです。
1回目手術1日目
娘は今日から入院だということを知ってか知らずか、朝からソワソワしていて落ち着きがありませんでした。
そのせいか、伝い歩きをしているときに滑って机におでこをぶつけてしまい、家を出る直前に泣いて、娘のおでこを冷やすというドタバタな出だしでした。
持参した荷物は大量です。
オムツ16枚、ミルク、ミルトンセット、哺乳瓶、娘と私の着替え、タオルなどなど。
気が付けば、大きなキャリーケースと旅行用ショルダーバックがパンパンになっていました。
無事病院に着くと、個室に通されました。(手術前検査のときに大部屋か個室、どちらがいいか希望を聞かれていて私は個室にしました。泣き声でほかの方に迷惑が掛からないようにと、少しでも娘にリラックスしてもらいたいために差額料金がかかってしまいましたが、そこはきばりました。)
病室に入るとそこには柵の付いたベッドがありました。
家庭用のベビーベッドよりだいぶ大きいものですが、大人が寝るには小さすぎというサイズでした。
娘は普段布団で寝ているので、柵の付いているベッドは楽しかったようで、上機嫌で柵につかまり伝い歩きをして笑っていました。
昼過ぎに麻酔科の先生から全身麻酔の説明がありました。
一通り説明を受けたあと、「何か質問はありますか」と言われたので、ずっと気になっていた「麻酔が切れずにそのまま意識が戻らないということはありますか」と聞きました。
先生は「心配はありません」とはっきりおっしゃいました。
先生の自信に満ち溢れた言葉に私の不安も少し解消しました。
とにかく、先生を信じるしかないので、気付けば「よろしくお願いします」と深々お辞儀をしていました。
明日の午前8:45から手術で、午前7:45に座薬を入れると説明されました。
ミルクを飲んでいいのは、手術当日の午前5:00までと言われたので、午前3:00から最後のミルクを飲ませました。
私は簡易ベッドをレンタルして寝ることにしたのですが、足元を照らすLEDセンサーライトがビカーと点灯しては消えるというのを繰り返していたため、それが気になるのと明日のことを考えるとなかなか眠れませんでした。
ライト対策として、次回は必ずアイマスクを持参しようと思いました。